シンプルな木の空間に、若き画家の感性がピリリ!
人と人の絆を繋ぐ地元密着型のカフェバーが誕生しました。
Petit a Petitプチタプチ オーナー吉井崇浩さん
Q.山翠舎は何で知りましたか?
妻がネットの検索で見つけました。美大でインテリアを専攻した彼女のセンスは信頼していますし、僕も自宅の家具を無垢の木のオーダーメイドで揃えるほど木が好きですから、夫婦で意見が合い、すぐにコンタクトを取りました。
木の家具と同じく、使い込むほどに味艶を増す店にしたかったのです。
Q.山翠舎の何に惹かれましたか?
デザイナーの小林さんにお会いした瞬間に「ビビッ!」ときました(笑)。僕は何事も直感で動く人間なので即決でしたね。相見積も取りませんでした。
山翠舎さんを一言で表すと「面白い会社」。味のある人間の集団です。型にはまった感がないので、意見や希望を本音でぶつけることができました。お互いに腹を割って話したことが、お店づくり成功の勝因と思います。
Q.どのような内外装をリクエストしましたか?
明るくて入りやすいカフェとフレンチが融合した店、また、物販やギャラリーの機能も欲しいなど、多岐に渡る夢を語り尽くして、デザイナーにエッセンスを汲み取ってもらいました。
Q.手書きのロゴがお店の雰囲気にマッチしていますね。
妻の美大時代の同級生で、画家の岡本よしろうさんに描いてもらいました。童話の主人公みたいなクマと女の子のイラストは僕たち夫婦をイメージしたそうです。
10数年ぶりに級友との縁が再び繋がり、一緒にものづくりするのは、とても心躍る体験でした。今後も徐々にアーティストの輪を広げて、店にギャラリーとしての顔も持たせる予定です。
Q.インテリアは一部ご自身で手配したとか?
椅子は妻がセレクトしました。デザインが異なるアンティークの椅子を配置してラフ感を出しました。自分たちで手配することにより、施工費をすこし抑えることができました。
Q.初出店のご感想は?
シェフやレストラン店長を経て、内外食産業のコンサルティングに従事していたのですが、そろそろ次のステップに進みたいと思い出した頃、ちょうど妻の子育ても一段落して、開業の機運が一気に整いました。
職業柄、飲食業界の裏舞台は熟知していましたが、開業は初体験のため、今回、様々な交渉をするにあたっては、設計施工に関わる相場価格を勉強しながら臨みました。
お陰で、「僕と、パン作り担当の妻と、シェフが、各々の店を持つ」という、この先に控えたもうひとつの夢の実現に向けての準備も兼ねることができました。
記念すべき一号店は“実験店”として、料理も、運営も、様々なことにトライしながら、“Petit a Petit”の店名どおり、少しづつ成長していきたいと思います。
Q.プチタプチでいただける料理は?
自家製の天然酵母パンにあう惣菜とフランスのビオワインをお楽しみいただけます。料理は一品400円~、ワインはグラス500円~、ボトル2800円~。地元、経堂の方々に気楽な交流の場として使っていただければ嬉しいです。
<取材後記>
「店の奥で常連さんとワインを飲みながら、初対面のお客さん同士が意気投合して賑わう光景を眺めている…そんなユルいオーナーを目指しています」と笑うオーナーの吉井さん。
とはいえ、シェフ時代にはフランスの名店での修行も経験するなど、長年、飲食業界にどっぷり漬かってきた吉井さんの店だけに、料理もワインも手抜きは一切ありません。
一押しの「牛のトリッパ」は、豚足とミノ、ハチノス、たっぷりの野菜を8時間コトコト煮込んだコクまろ味。オーナーの奥さん手作りの香り高い天然酵母パンを合わせれば、ワインのグラスが重なること請け合いです。
ワインはオールフランスのビオ。野菜も有機や減農薬のものを積極的に取り入れながらも、特段それをアピールするつもりはなく、「普通に美味しいと感じてもらえたら」と話します。
山翠舎製のどこか昔懐かしい木の店に、ロシアン風味の素朴な手書きのロゴがぴったりとマッチ・・・。ほっこりと現実逃避できる居心地のいい空間は、一度腰を下ろせばお尻に根が生えてしまうこと必至です。
<DATA>
パンとワインの店 Petit a Petit プチタプチ
■坪数:9.7坪
■席数:17席
■物件状態:スケルトン
■東京都世田谷区経堂2-10-10
■小田急線 経堂駅 北口 すずらん通り商店街
■11:00~14:30/17:00~22:30
■月曜休み
■03-6318-5982
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山翠舎(さんすいしゃ)










