コンセプトは古い木造校舎の音楽室
木を熟知しているから、山翠舎に決めました
オーナーの弓田佳博さんと朋子さん
無造作に飛び散ったペンキの跡が気に入った足場板
Q.山翠舎に依頼した経緯を教えてください。
夫婦揃って、山翠舎さんが作った西荻窪のバー「西荻スイッチ」の常連なんです。古いものや錆びたものに愛着を感じる私たちは、あの昭和レトロな空間がとても落ち着くんです。なので、開業を決めたときは自然に候補にあがりました。
Q.何社に相談しましたか?
2社です。古材を使ったノスタルジックなバーを作りたかったので、古材専門店も運営されていますし、「木を熟知している」という点で、山翠舎さんに決めました。
Q.どのようなイメージをリクエストしましたか?
古い木造校舎の音楽室です。中学、高校と故郷の北海道で通った木造校舎の雰囲気を再現したくて。放課後の音楽室にふらりと立ち寄る感覚で、ゆるく集えるラフな店をお願いしました。
Q.デザイナーはいかがでしたか?
店づくりへの情熱とアイデアの豊富さに圧倒されました!提案スピードも速く、のんびり屋の私たちにとっては最適なペースメーカーでもありました。想像をはるかに超えた大胆なアイデアで、極普通のマンションの一室が見事希望通りの店に変身しました。
Q.職人の仕事ぶりはいかがでしたか?
木製の外看板やレコード盤を活かしたディスプレーなど、自分たちが考えたデザインをそのままカタチにしてもらった箇所は職人さんとの共作です。棟梁の手ほどきを受けて、一部、壁塗りにも挑戦したんですよ。こういう体験をすると、より店に愛着が沸きますよね。
押入れを改造して作ったレコード棚
Q.初出店のご感想は?
新宿のロックバーで出会って結婚した私たちが、今度は自分たちの夢のロックバーを持つことができて幸せです。開店準備は本当に大変ですが、新メニューを創作して二人で試食したり、カクテル作りの腕を磨いたりと、日々、新たな挑戦を楽しんでいます。
Q.今後の目標をお聞かせください。
早速、地元のロックバーのオーナーの方と意気投合して「西荻窪をロックの街に!」と盛り上がっています。地元の方に気軽に集っていただければ!
窓に映る景色はバーやスナックの昭和レトロなネオン看板。これがまたいい味出しているんです!
<取材後記>
白を基調とした店は、従来のロックバーのマニアックな雰囲気とは打って変わって明るくポップな印象です。
500枚ものレコードコレクションは、あえて押入れを改造した棚に収納。ナミナミならぬこだわりをさりげなく隠す粋な工夫で、ロックマニアではない人にも門戸を開く、このユルさはまさに放課後の音楽室の雰囲気かも・・・。
音楽はもちろんインテリアの趣味も同じと息の合ったご夫婦は、大の猫好きでもあるとのことで、冷蔵ケースの中には黒猫のイラスト入りのワンカップ酒、題して“ニャンカップ”なるキュートなメニューも発見して思わずニヤリ。壁面のディスプレーには店名にまつわるストーリーが隠されているなど、お客様との会話の糸口がそこここに仕掛けられていて楽しめます。
手作り感あふれるレトロなバーは、どこか懐かくて、可愛くて。アンティーク風にあつらえた建具のガラス越しにみえる、年季の入ったスナックのネオン看板の眺めも店の雰囲気に一役買っています。
<DATA>
furacoco★rock フラココロック
■坪数:11.3坪
■席数:店内11席 テラス4席
■物件状態:スケルトン
■東京都杉並区西荻南3-12-1日伸西荻プラザ2F(西友側)
■中央線 西荻窪駅 南口
■19:00~5:00
■不定休
■03-5941-9818
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山翠舎(さんすいしゃ)









