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さりげなく、上質。

大人のための普段着イタリアンが完成しました

センプリチェ 「センプリチェ」林克行シェフ

Q.山翠舎を知ったきっかけは?

雑誌「新しい飲食店開業」に掲載されていた山翠舎さん施工のスペインバル「吉祥寺バル ボッカ」の写真と、企業広告のナチュラルな雰囲気に惹かれたのが最初です。実際にボッカを訪問してみたところ、紙面から受けた印象どおり、「目指している方向性が同じ」と感じて、WEBからメールでコンタクトを取りました。

 

Q.担当デザイナーからは、すこし難しいリクエストを頂戴したと聞きましたが?

主張せずして伝わる本物感というか…。大人が普段使いできる、敷居が高すぎない高級感といった、微妙なさじ加減をお願いしました。

 

センプリチェ

住宅街の店ですが、ファミリー仕様のラフな店ではなく、地元の大人がワインを片手にゆったりとくつろげる場所にしたかったのです。

 

なので、テーブルも通常サイズよりも大きめに製作してもらい、席数も当初の予定より減らして客席間を広く取りました。デザイナーの小林さんにはこちらの想いをうまく汲んでいただいたと思います。

 

センプリチェ

Q.上質な古材を贅沢に使っています。長野の古材倉庫で選びましたか

都合で長野には行けませんでしたが、古材をはじめ、タイルも、壁面に塗る珪藻土(けいそうど)も、主要な部材のほとんどをサンプルを見て選べたので満足しています。松材の床と一枚板のカウンターは特に気に入っています。

 

自分の店が形づくられていく過程を見るのが楽しみで、施工期間中はほぼ毎日、現場に顔を出していました。木工職人さんのマニアックな仕事ぶりは見ていて飽きなかったです。

 

Q.静かな住宅街を選んだ理由は?

地元密着型を目指していたので、都心での開業は視野に入れていませんでした。土地勘のあった練馬エリアに定め、繁華街のある練馬駅を避け、隣駅の中村橋でたまたま入った不動産屋の紹介で出会った物件です。

 

センプリチェ

Q.初めて自分の店を持った感想は?

コース3800円~と、決して安くはない店ですが、地域のニーズにマッチしたのでしょう、ありがたいことに、開店早々から満員御礼の日々が続いています。

 

正直、最初からこんなに忙しくなるとは想像していなかったので、嬉しい悲鳴を上げています。もうすこし落ち着いたら、ランチも始めたいと思っています。

 

センプリチェ

Q.林シェフの料理の特徴は?

イタリア語で“シンプル”を表す店名どおり、シンプル・イズ・ベストが料理のモットーです。素材の持ち味を生かした日本人の舌に馴染むイタリアンを提供しています。

 

おすすめは毎日4~5種類仕込む手打ちパスタと炭火焼です。断面が四角い「キタッラ」や“耳たぶ”型の「オレキエッテ」など、珍しいパスタの独特の食感をお楽しみください。

 

センプリチェ

<取材後記>

 桜並木を辿ると、ほどなくして現れる、ステンドグラス製の小さなイタリア国旗の看板が目印です。縦縞の型ガラスをはめ込んだ背の高い木戸が壁面に連なる、素朴で小粋な外観は、ヨーロッパの旅先でみかけたような雰囲気で、店への期待が高まります。

 

木目の美しい一枚板のカウンターや、風格あるケヤキの柱、ランダムな幅の松材を組んでラフに仕上げたフローリングなど、上質な古材を贅沢に配した店内は、無垢材が織り成す空間ならではの、天然の心地良さを肌に感じて、心が豊かに満たされます。

 

この日は、カップルやグループに混じり、結婚記念日を祝うご近所さんの姿も。大人のための普段着のイタリアンの存在は、すこしづつ地元の人々に認められているようです。オープンキッチンで料理に集中する林シェフと、サービスを担当する気さくな笑顔の奥様の、若い夫婦があ・うんの呼吸で温かく迎えます。

 

センプリチェ DATA

■坪数:17.5

■物件状態:スケルトン

18

■東京都練馬区中村北3-15-2

18002300 *日曜営業

■月曜休み

03-5848-7425

※赤ちゃん等一人で食事ができない子供の来店は不可

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